TOEFL®
TOEFL®は日本では2006年にTOEFL®iBTとして改訂されました。今までテクニックだけで点を稼ぐことができた文法問題がなくなり、読む書く聞く話す全てのスキルが問われることとなります。また、各スキルを統合した問題も出題されます。よって、難易度は大幅に上昇します。私も今までのTOEFL®で点数を取ったものの、改訂後はどうなるかわかりません。留学したいですが、近いうちに出願する予定はないため、私も改訂後の試験対策をせざるを得ない可能性があります。できれば書いたり話したりする練習は、語学学校で教わった方がよいでしょうが、独学の場合はサンプルを参考に自分で書いたり、機材を用いて話す練習をするだけでもやった方がよいでしょう。ReadingやListeningは問題集をやりつくして満点近くとらなければならないかもしれません。いずれにせよ、この種の試験は基本的な英語力がなければ話になりません。英語力が初級・中級レベルの人は、各スキルの勉強法のページを参考にして基本的な英語力を身につけてください。皆さん私と一緒に頑張りましょう。
各セクション攻略法
Reading
おそらく、今まで受験英語を勉強してきた皆さんはこのセクションは余裕だろうと思われるかもしれません。しかし、解答時間があまりに短いため、早く大意を理解し、問われている内容と一致する情報を得る訓練を受けていないと高得点は望めません。第一にいえることは、訳さずに読むよう心がけましょう。当然、ネイティヴではない以上、普段の思考がいきなり英語になるわけはないですが、とにかく「これは日本語でなんと言うのだろう?」ということを頭からはずすよう心がけてください。ある単語があって、この単語が答えに結びつくのがわかれば、その単語はそういうものだと考えましょう。
第二に、このセクションの勉強で、単語を出来るだけ覚えましょう。一部のテキストでは単語とその意味だけを丸暗記させるようになっていますが、文脈がなく機械的だととっつきにくいです。Readingの問題をたくさん解き、出てくる単語を片っ端から覚えるよう心がけましょう。
第三に、時間配分について、問題文一つにつき20分という設定になっています。これをどう使うかというと、本文を開始直後から読もうとはせずに、最後の問題以外の問題を急いで解くようにしましょう。つまり、最後の問題を優先させ、それ以外の問題は絶対に2分も使わないよう心がけましょう。最後の問題はどうしても一通り読んでいないと答えられないため、3分くらいは必ずかかってしまうからです。かといって最初から全文を読んでも、文章があまりに長いため、全てを一度に把握するのはほぼ不可能です。言い換えると、最初は各問題を解く際に該当箇所のみを読み急いで最後の問題まで到達し、最後の数分でじっくり最終問題に取り組みましょう。特に、単語関連の問題は特殊な引っ掛けを除いて難易度が低いため、場合によっては数秒で分かります。とにかく最終問題以外には時間を出来るだけ割かないようにしましょう。
Listening
受験英語ばかり勉強してきた人はもちろん、英会話に慣れている人でも大変です。なぜなら、問題文が長いため、問題の全容を把握することが困難だからです。メモを取る事が可能ですが、話すスピードが速く、映像での解説もほぼ皆無なため、難しいとおもいます。
Listeningに慣れていない人は下記のLongmanや本サイトの他のページでお勧めしている英語教材(特に日本のもの)などを用いてとにかく英語を聴けるようにしましょう。
メモの取り方は下記のBarron'sを参考にしましょう。完璧なメモは余程の天才や速記のプロ以外は取れないのであきらめて、耳に入ったものを出来るだけ紙に書くことを心がけましょう。
CBTと異なり、iBTは音質がよくなっているはずで、なまりがあまりにもひどいという情報もないので、聞き取りやすい英語(ただし本試験直前は速い英語も出来るだけ聞くようにしよう)を繰り返し聴く練習をしよう。
Speaking
おそらくは受験者の大半が恐れているセクションがSpeakingでしょう。英会話に慣れていても、準備する時間があまりに短く、他のスキルも出来なければ高得点が望めないという厳しさはここでいうまでもありません。
問題が提示され、15秒で考えて答えるIndependent taskは、ネタが思いつくか否かが全てといっても過言ではありません。持込物は一切不可といえど、試験直前までネタ帳を作って練習することは無駄ではありません。本当に無から15秒で何かを思いつくのは不可能なので、想定される問題を事前に考えておきましょう。下記のアルクから出版されているSpeaking問題集にはトピックリストがあるため活用しない手はありません。また、ETSの問題集に掲載されているWritingのトピックリストや就職試験問題なども参考にしましょう。このサイトのトピック集も使えます。
問題文を読んで、聞く、あるいは聞いて答えるIntegrated taskは、何を言えばよいか悩むことはないと思います。ただし、ReadingやListeningが出来ないと話しにならないので、とにかく問題を解く練習をしましょう。Readingは読む時間があまりに短いため、メモを取るのは重要なキーワードのみにして、とにかく最後まで目を通すことに専念しましょう。課題文が一通り終わったあと、問題は何で、どう答えなければならないかに注意しましょう。このセクションは、どうしてもあせりがちになるため、何が問われているのかが分からなくなります。課題文を理解しても、問題の答えにならないことを言ってしまえば高得点は望めないので注意しましょう。
Writing
Writingは基本的な英語力に関わらず、あたりはずれが大きいセクションです。なぜなら、2問しかなく、CBTよりもさらに得点の刻み方が粗くなっているからです。うまくいけば満点を狙えますが、はずすとひどい目にあいます。ETSのトピックリストには必ず目を通しましょう。
私の知人でTOEFLを受験しようという人の中には「30分で300語、20分で150語は無理」という人が多いです。パソコンで受験するため、まず序論本論結論を一行ずつ書き、足りない内容を補足することと、つなぎ言葉(First of all, next, then, however, moreoverなど)を多用しましょう。あとは週に何回も練習すればおのずと書けるようになるはずです。
Integrated taskは課題文を読む時間が長く、基本的な英語力があればそれほど苦労しないはずです。高得点を狙うには、序論本論結論だけではなく、きちんと各箇所を対応させることが重要です。細かい論点でも「Readingではこう言っている。一方、Listeningではこう言っている」という比較を出来るだけするようにしましょう。そうしないと課題文の内容を理解したとしても、問題の答えになっていない可能性があるからです。
教材
ETS® THE OFFICIAL GUIDE TO THE NEW TOEFL® iBT McGrawHill レベル5−6
概要
TOEFL®公式教材。テストの概要だけではなく各スキルの説明や練習問題、解説が豊富。改訂前の公式教材よりはるかに使えるものとなっている。使われている単語も意外と難解なものは少ないので、他の対策本の後に取り組まなければならないということはない。
使い方
スキルの説明を読み、問題を解く。くどいようだが人間が一度に記憶できる量は限られているため、問題は少しずつ解くこと。問題を解いては解説を読んで復習の繰り返し。バランスよく勉強するため、Readingが1セット終わったらListening1セット、次はSpeaking1題、Writing1題と勉強していくのがよい。
総合評価 ★★★★
使いやすさ ★★★★
充実度 ★★★
必須度 ★★★★★
How to Prepare for the Toefl Ibt (Barron's How to Prepare for the TOEFL
(W/CD Audio))Barron'sレベル6
概要
TOEFL®対策の問題集。各セクション毎のスキルの解説は少なく、問題も模試形式になっている。そのため、各スキルの勉強には使いづらい。ただし、ノートテイキングのようなアカデミック・スキルを学ぶ章がある。小手先のテクニックだけではなく、総合的な英語力や学力を鍛えるのによい。ただ、やはり各スキルの勉強はした方がよいので、これ一冊で試験の準備を済ませるのはきついかも。また、問題の難易度は高く、メモのサンプルも完璧すぎて真似できないので、完全に習得するとは考えずに、参考程度にとどめておこう。
使い方
この一冊だけ購入した場合は、普通に順番に使えばよい。複数の対策本を所持している場合、まず、この本のアカデミック・スキルの章で勉強(役に立たない練習問題もあるので、各自好きな形で勉強するとよい)し、他の対策本でTOEFL®各セクション特有のスキルを学ぶ。最後にこの本に戻って模試形式の問題集を解く。
総合評価 ★★★
使いやすさ ★★★
充実度 ★★★★★
必須度 ★★★
Barron's How to Prepare for the Toefl Essay: Test of English As a Foreign
Language (Barron's How to Prepare for the Computer-Based Toefl Essay)Barron's
レベル5−6
概要
TOEFL®のライティングセクションの対策本。サンプルエッセイが豊富にある。試験の際、ライティングはオリジナルでなければならないが、一応の参考にはなるだろう。また、内容だけではなく、序論・本論・結論といったエッセイの形式もこの本を読んで習得すること。。
使い方
サンプルを読んでそのテーマのエッセイを自分で書いてみること。テキスト前半の概要は無駄に時間がかかるだけなので必要ない。読んだあとは、仮に添削してくれる人が周りにいなくても自分で書いてみること。
総合評価 ★★★
使いやすさ ★★
充実度 ★★★★★
必須度 ★★★
Longman Preparation Course For The Toefl Test: The Next Generation IBT レベル5−6
概要
TOEFL®対策の問題集。各セクション毎のスキルの解説が豊富で、練習問題の難易度は低くとっつきやすい。ただし、テキストの練習問題の解答には解説がないのが難点。アマゾンでは入手不可(2007年3月現在)だが、パソコンで出来るCDROMの問題集のみのバージョンがある(上記のリンクからは、テキストプラスCDROMの販売になっています)。CDROMの問題集の解答には解説がついているので便利。もし購入する場合はどのバージョンを購入するかよく考えよう。リスニングCDは別売りなので注意。誰かに教えてもらえるならこの一冊でも試験の準備は可能だろう。
使い方
書籍を購入した場合は、各スキル一章ずつ勉強するとよい。難易度も適度なので(基本的な英語力があれば)難しいとは感じないはず。CDROMを購入した場合も同様。パソコン画面で練習すると本試験でも戸惑う可能性も低くなるだろう。
総合評価 ★★★★
使いやすさ ★★★★
充実度 ★★★★★
必須度 ★★★★
iBT対応TOEFLテスト完全攻略スピーキング アルク
レベル5−6
概要
Speakingに特化したTOEFL®対策の問題集。各問題の対策が細かく書かれている。さらに、Independent taskのトピックリストがあるため、ネタ帳としても使える。ただし、Integrated
task問題の難易度が高すぎるのと練習問題の数が少ないのが難点。
使い方
Independent taskはトピックリストも含めて、掲載されているトピック全てを試験と同様の形式で練習しよう。Integrated task、特にtask4とtask6は難易度が高すぎるため、他の問題集を先にやってからの方がよいかもしれない。
総合評価 ★★★
使いやすさ ★★★
充実度 ★★★
必須度 ★★★